世界最大の旅行口コミサイト「行ってよかった外国人に人気の日本の観光スポット」で、3年連続第一位を獲得した京都・伏見稲荷大社。 商売繁盛・五穀豊穣の神様として古くより厚い信仰を集め、全国に約3万社あるといわれる「お稲荷さん」の総本社であり、稲荷信仰の原点である稲荷大神様が鎮座されているのが、伏見稲荷大社がある稲荷山です。
伏見稲荷大社は、東山三十六峰の最南端に位置する稲荷全体を神域としています。ちょっとした登山コースとも知られており、1周約4㎞、2時間の山登りが楽しめます。
伏見稲荷大社の楼門は、神社の楼門としては最大規模の建造物。1589(天正17)年に豊臣秀吉によって造営されました。楼門をくぐった先にある本殿は、細微な装飾が凝らされた室町時代建造の重要文化財。
お稲荷さんに欠かせない存在の狐。他の神社のように狛犬ではなく、なぜ狐なのでしょうか?それは稲荷大神様のお使いが狐とされているから。「白狐」として崇められています。
伏見稲荷大社の見どころで必ず目を引くのは、なんといっても千本鳥居ではないでしょうか?鳥居は小さなものも含めると、1万基を超えると言われています。道中には社や茶屋などの休憩処も点在し、四季折々の風情ある景色が楽しめます。何千本も連なる鳥居は、特に外国人観光客にとって、神秘的な非日常空間に映る様です。
千本鳥居の先には奥社法奉拝所があり、山中の塚や祠(ほこら)を参拝するお山めぐりの道が続きます。 (上)お狐さんの顔を形どった絵馬が。思い思いの顔を描いて奉納出来るのが魅力。 (下)願い事をして持ち上げ、予想より軽ければ願いが叶うといわれる「おもかる石」。
【伏見稲荷周辺・おすすめグルメ】 伏見稲荷大社周辺には、名物グルメがたくさん。厳選した10店をご紹介します!
80年変わらない、素朴な味の稲荷煎餅を作り続ける煎餅屋。初代が「京都の上質な白味噌を使って味噌煎餅を焼きたい」と、岐阜県から出てきて開いたお店です。材料は白味噌・小麦粉・上白糖・白ごまとシンプル。当初はこの材料で稲荷煎餅を焼いていましたが、「何か土産になるものは?」と考えた結果、きつねの顔をした「きつね煎餅」が誕生したそう。今でも変わらず一枚一枚手焼きで焼いており、多い日には1日1,000枚ほどの煎餅を焼くことも!
創業約70年、昔から地元の人々に愛される名店。TVなどのメディアにも取り上げられています。昔ながらの風情を感じる店内は、京うどんを中心に丼ものやそばを頂けます。名物の稲荷うどんは甘めの出汁と、口当たりの良い柔らかな麺がベストマッチ。また、通年でわらび餅やあんみつ、みつ豆などの甘味も充実しており、夏限定の氷、冬限定のぜんざいも頂けます。なかでもテイクアウトが出来るわらび餅が人気。
石畳の参道の真ん中、伏見稲荷大社の入り口に店を構える参道茶屋。寒い日には温かい甘酒、暑い日にはアイス最中やかき氷などで一休みできる癒しスポット。また、京都の抹茶を楽しんでほしいという店主の思いから、メニューごとに使う抹茶を変えているこだわりが!稲荷には餅が白い鳥になって飛び去り、留まった山の峰に稲が映えたという言い伝えから考案された名物稲荷あまざけは、甘酒にふたをするように大きなお餅がのっています。腹持ちも良く観光客に人気です。
豆腐を使用した和スイーツが頂ける京豆庵。こちらのおすすめは、伏見稲荷店限定、宇治抹茶を使用した2種ダブル豆腐ソフトクリーム。大豆をたっぷり使用した濃厚でヘルシーな豆腐のソフトクリームと、その豆腐ソフトに宇治抹茶をたっぷり加えた抹茶ソフトクリーム。2つの味が同時に味わえるとあって人気の一品です。また、このソフトクリーム、ひっくり返しても落ちないことでも有名!その他、豆腐を使用したジェラートやドーナツも、お土産にぴったりで人気です。
1592年創業の豊臣秀吉が愛した伏見稲荷の老舗。秀吉が母の健康を祈願するために稲荷大社に詣でた際、早朝唯一店を開けていた同店でお茶を飲んだのが縁。たいそう喜んだ秀吉は「ねざめや」という屋号をつけ、「ね」の文字に妻の「祢々(ねね)」から取った「祢」を与えたのだそう。代々受け継がれた秘伝の自家製タレを使用したスズメ(冬季限定)、ウズラ(通年)の焼き鳥やうな丼が人気。その他いなり寿し、さば寿し、きつねうどんやにしんそばなどの京名物も頂けます。
京阪伏見稲荷駅から徒歩5分のところにあるうどん店。屋号の「けんどん屋」には、そば・うどん店を別名『けんどん屋』と呼ぶこと、また『謙虚に、ひたすら饂飩(うどん)を打つ』というオーナーの思いが込められています。自慢の手打ちうどんは、オリジナルブレンドの小麦粉で、讃岐うどん式の手打ち極太麺。モチモチの弾力とコシが評判です。メニューはうどん、丼もの、定食があり、季節ごとの限定うどんメニューも提供。
懐石料理をカフェ感覚で気軽に堪能できる人気のお店。アンティークを基調とした店内には、いたるところにカエルが飾られ、カエル好きにはたまらない空間です。店内はカウンター席の他、テーブル席と座敷もあり。懐石コース(2,060円)は月替わり、スイーツは、伏見の酒粕がほんのり甘く香る焼き菓子・吟香(360円)や、宇治抹茶を使ったムースのようなふわふわの抹茶ぷりん(250円)がおすすめ。ランチタイムはすぐに満席になってしまうとのこと、事前予約が必須です!
お餅の和菓子屋、まるもち家。看板商品の「まるもち」は、つぶあんやみたらしを餅で丸く包み、ころころと転がしながら表面をサクサクに焼き上げています。そうする事で、さっくりとした歯ごたえのあとにもっちりとした食感がうまれ、香ばしい餅とつぶあんや寒天入りのみたらしとの相性も抜群。また、一口サイズなので食べ歩きにもぴったり。その他かき氷やぜんざいなどの季節メニューも提供しています。
すずめとうずらの焼き鳥が名物のお店。毎日継ぎ足す醤油ベースの秘伝ダレは、うずらの骨から出汁を取り、みりん・酒・キザラ(砂糖の一種)を加え、葛粉でとろみをつけている。そのタレをたっぷりと付けてじっくり焼き上げ、最後に山椒をかけたら完成。元々は五穀豊穣のためにすずめを食べるようになったそうですが、今では稲荷の名物に。
伏見周辺は美味しいラーメン屋が集結する激戦区。その中でも2012年オープンの陽はまた昇るは人気が故、2015年に移転・拡張オープンしたラーメン屋。入り口には英語・中国語でのメニュー表記もあり、外国人観光客にも評判なことが伺えます。看板メニューはとりとんこつラー麺。鶏と豚骨のうま味とコクが絶品の一杯です。また、同店では唐揚げも人気の一品。たまにはお腹を空かせて、ラー麺と唐揚げごはんセットでがっつりランチはいかがでしょう??