京都市内の寺院の中で最も有名な神社のひとつ、八坂神社の歴史は古く、1300年以上も前から現在の場所に祀られています。八坂神社の顔と言っても過言ではない「西楼門」は、国の重要文化財に指定されているもの。また、本殿を抜けた先にある円山公園は「祇園しだれ」の名で親しまれている枝垂れ桜が有名です。
そして、日本三大祭りの一つでもある「祇園祭」は八坂神社の祭礼であり、疫病退散を祈願するために始まったお祭り。毎年7月はひと月をかけて様々な神事・祭事が行われます。
メインの見どころは前祭と後祭に分かれて行われる山鉾巡行。山鉾(やまほこ)とは祀られている神様や寺院に関連する飾り付けがされた山形の車のこと。前後併せて33基の山鉾が巡行する様子は京都の夏の風物詩。(出典: lonelyplanet)
2018年度の前祭は7月17日、後祭は7月24日に行われます。
そんな八坂神社を含む祇園一帯は、古くより京都のみならず日本全国から腕利きの料理人が集まる街。今記事では肩肘張らずに祇園グルメを楽しめるお店をご紹介します😋
祇園白川をまたぐ巽橋近くに店を構える祇園むらじは、濃厚な鶏白湯ラーメンが人気。趣のある外観を中に入り2階へ上がると、店内は白を基調としたシンプルでモダンな雰囲気。看板メニューは「鶏白(しお)(830円)」と「鶏黒(しょうゆ)(830円)」。国産鶏ガラをじっくり炊き込んだ濃厚な鶏白湯の味わいが堪能出来ます。その他、輪切りレモンがトッピングされた期間限定の一品「檸檬ラーメン(880円)」や酒粕を使用した一日限定20食の「香ばしお揚げと酒粕ラーメン(1,130円)」も人気。(出典: OfficialFB)
ぎょうざ 歩兵
祇園麺処 むらじの並びに店を構えるぎょうざ歩兵は2017年・2018年と2年連続でミシュランガイドのビブグルマンを獲得した実力派の餃子専門店。もとはフレンチのシェフだった店主が全国の餃子を食べ歩いて考案した薄皮の一口餃子は舞妓さんや芸子さんのおちょぼ口にも食べやすいように、また普段の食事だけでなく、飲んだ後にも食べられるシンプルな味わいを実現。
「ぎょうざ(1人前8個: 450円)」は酢醤油で、にんにくを使用しない「生姜ぎょうざ(1人前8個: 450円)」は味噌だれで食べるのがおすすめ。(出典: OfficialFB / FB)
かね正
古路地の奥にひっそりと店を構える、1866年創業の老舗うなぎ屋。皮はパリッと、身はふっくらと焼き上げる関西風の焼き方で仕上げたうなぎにたっぷりの錦糸卵を乗せた「きんし丼(1,800円)」が人気。ふわふわ錦糸卵の優しい甘みとうなぎの香ばしさ、濃いめのたれがかかった白米は文句なしの相性。うなぎをよりしっかり食べたい人には「うな丼(1,600円)」がおすすめです。
祇園四条駅からすぐ、四条通りに面した天周は、ランチ時には多くのお客が列をなす人気の天ぷら専門店。名物は大ぶりの穴子が3本乗った「穴子天丼(1,100円)」、小海老と野菜の「かき揚げ天丼(1,600円)」。この2品は開店と同時に入店しないとすぐに売り切れてしまうほどの人気ぶり。ふっくらとして弾力のある穴子と、たれが染み込みしっとり食感の衣が相性抜群の穴子天丼、1日限定10食・野菜の優しい甘みとぷりぷりの小海老が揚げられた迫力満点のかき揚げ天丼どちらも必食の一杯。