「東京ミシュランガイド2025年版」が発表されました。今回の掲載店舗数は507軒で、そのうち新たに掲載されたのは64軒にのぼります。今年も新たに三つ星、二つ星、一つ星を獲得したレストランが誕生し、東京が世界をリードする美食都市であることを改めて印象づける結果となりました。この記事では、なかでも注目すべき4軒を厳選してご紹介します。
東京・三田に佇む「鮨 三か田」は、伝統と革新が共存するスタイルで注目を集める立ち食い鮨。ミシュラン・ビブグルマンにも掲載されたこの店は、名店出身の若き職人・安藤聖氏が手がける、正統派の江戸前鮨をカジュアルに楽しめる新しい形の鮨処。美しいカウンターを囲むのは、全7席のスタンディングスタイル。落ち着いた照明と懐かしいBGM、遊び心あふれる内装が、肩肘張らない心地よさを演出します。
注文はタッチパネル式で、8〜12貫のおまかせ握り(¥6,600〜)や、一貫ずつのアラカルトも可能。握りはもちろん、肴や酒肴も充実しており、一人でも、気軽なデートにもぴったりです。立ち食いでありながら、素材・技術・空間のすべてに妥協のない一貫一貫が、「本物の鮨をもっと自由に」という店主の思いを体現しています。
「立ち食い=気軽さ」と「江戸前=本格さ」。そのふたつを高次元で融合させた「鮨 三か田」は、今、最も注目すべき鮨店のひとつです。
目白駅からひっそりとしたビルの地下に暖簾を掲げる「うなぎ 目白ぞろ芽」は、静岡・焼津の希少なブランド鰻「共水うなぎ」を備長炭で焼き上げる本格派のうなぎ専門店です。白木のカウンターが印象的な和モダンな空間では、職人が丹念に焼き上げる工程を目の前で眺めながら食事を楽しむことができます。
看板メニューは、ふっくらとした食感と香ばしさが絶妙に調和した「共水うな重」(7,300円)。40分かけて三度のタレ焼きを施す伝統の江戸焼き製法により、脂ののった共水うなぎ本来の旨味を最大限に引き出しています。さらに、肝焼きやう巻、骨せんべいなどの一品料理も充実し、厳選された地酒との相性も抜群です。
ミシュランのビブグルマンや百名店にも選出されており、味・雰囲気ともに折り紙付き。一人でも気軽に立ち寄れるカウンター席から、会食に最適な個室まで、さまざまなシーンに対応しています。丁寧な仕事と心地よい距離感の接客で、特別な一食を演出してくれる、目白の隠れた名店です。
2025年版ミシュラン・ビブグルマンにも選ばれ、注目を集めている「Fry家(フライや)」。とんかつの名店「なりくら」の跡地に誕生したフライ料理の専門店です。料理は揚げ物を中心としながらも、とんかつ店とは異なるアプローチで、一品ごとの素材や調理に丁寧に向き合っています。
昼はヒレや魚介、野菜などを組み合わせたミックスフライ定食(2,000円~)、夜はコース(4,000円~)仕立てで、一皿ずつ揚げたてが提供されます。パン粉の種類や油、揚げ時間などを素材に合わせて調整し、それぞれの持ち味を引き出す工夫がされています。看板メニューのささみフライをはじめ、アジや穴子、ロースカツなど、季節や仕入れに応じた揚げ物が並びます。
店内は白を基調としたシンプルな内装で、カウンターとテーブルを合わせて16席。ワインも揃い、夜はフライとのペアリングを楽しむこともできます。華やかさよりも、落ち着いた食体験を求める人に向けた一軒です。
東京・虎ノ門に店を構える「すき焼き あさい」は、かつて赤坂で名を馳せた「よしはし」の流れをくむすき焼き専門店です。近江牛をはじめとした厳選された和牛を使い、3〜4mmの厚切りに手切りされた肉を鉄鍋で丁寧に焼き上げます。
特徴的なのは、目の前で泡立てられるメレンゲ状の卵に、土佐酢や梅肉を加えた特製の卵液を使うスタイル。これにより、肉の旨味が一層引き立ち、さっぱりとした味わいが楽しめます。また、しらたきは最後にカリッと炒めるなど、細部にまでこだわった工夫が光ります。
木の温もりを感じる落ち着いた空間には、カウンター席と個室が用意され、接待や特別な食事にも適しています。ランチとディナーのコースはそれぞれ味わい深く、ワインとのペアリングも可能です。2025年版ミシュランガイド東京のセレクテッドレストランにも選ばれ、格式と現代的な感覚が融合したすき焼きの名店として知られています。
予約後の来店が確認されてから、7営業日以内に来店ステータスが確定します。その後、デポジットの返金処理は30営業日以内に完了します。
※注意:無断キャンセルは他のお客様や店舗のご迷惑になります。ご来店ができない場合は、必ず事前にキャンセルをお願いいたします。