鮮やかな朱色の大鳥居で有名な平安神宮は、京都の中心部において最もポピュラーな観光名所のひとつです。創建は明治28年と神社にしては比較的新しく、幕末の混乱で衰退した京都の復興、そして町おこしを目的として建てられたと言われています。社殿では桓武天皇時代の平安京の一部が再現されており、今から約1200年前の「京都のはじまり」とも呼べる時代の雰囲気も感じることができます。見どころが多いぶん敷地内は非常に広く、休憩しながら観て回ることになるでしょう。今回はそんなひと休みにうってつけのカフェをご紹介します。
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平安神宮から南東に少し歩いたところにある「チェカ」は、和洋両方のお菓子にクリエイティブな工夫が施されていることで知られる、居心地の良い二階建ての小さなカフェです。民家のような素朴なスタイルのカフェは、夏場の平安神宮散策で蒸し暑さに包まれた心身を癒すのに最適でしょう。夏季限定でかき氷メニューも提供しており、中でもクリーミーなプリンをそのままトッピングしたような「プリンかき氷(1000円)」が特に人気です。涼やかで重さを感じさせない絶妙な調和のとれた一品ですが、甘すぎる!という方は、パイナップルや抹茶などのフレーバーを試してみるのも良いでしょう。
営業時間:10:00~19:00(月曜・火曜定休、売り切れ次第終了)
京都は何千もの寺院や神社で知られているだけでなく、膨大な量のカフェでも有名です。それぞれのお店独自の味や雰囲気を楽しむのもカフェ巡りの醍醐味と言えましょう。平安神宮の西側に位置するカフェ「メメントモリ」はそんな期待を抱いて訪れる貴方を決して裏切りません。琵琶湖疎水に面した木造の涼しげなこのカフェでは、1日20食限定でオーガニックなプレートランチ「今日のごはんプレート(1100円)」を楽しむことができます。季節によって内容が変わるこのランチは、ボリューミーながら野菜もたっぷりのヘルシーな内容であることが特徴の、バランスの良いプレートです。ランチに間に合わなかった時でも、15時からのカフェタイムで3種の中から選べるケーキ(450円)やパンプレートなどとともに、穏やかな時間を過ごすことができます。陶器のお皿やカップが醸し出す家庭的な雰囲気にもぜひ注目してみてください。
営業時間:11:30~19:00(火曜定休)
公式サイト
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京都の四季、そして京都の旬を体験するなら、「京都モダンテラス」がオススメ。国内有数のモダニズム建築の暖かな店内では、和と洋を織り交ぜた季節ごとに内容の変わるメニューを楽しむことができます。ランチやディナーでは、コースの他に様々なアラカルトが用意されていますが、名物はなんといっても「薪焼き」でしょう。特に京都で親しまれる生麩を薪焼きにした「3種の生麩の薪焼きグリル」は伝統の味を京都モダンテラス独自の洗練されたこだわりの調理法で味わうことのできるメニューです。テラス席からは、平安神宮の大鳥居や東山を一望することができます。
営業時間:8:00~23:00(ランチ11:00~、ディナー15:00~)