【浅草寺】
歴史は古く、推古天皇36年(628)、宮戸川(現・隅田川)で漁をしていた兄弟の網に観音様がかかり、お祀りのために主であった土師中知(はじのなかとも)が自宅を寺としたことが始まりとされています。 ご本尊は仏様の中で最も慈悲深いとされる聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)様。人々の苦しみを見てはその苦しみを除き、願いを聞いては楽しみを与えて下さると言われています。≪雷門≫ 浅草寺の総門にして浅草の顔である雷門。高さ3.9m、幅3.3m、重さ約700kgの大提灯は、昭和35年(1960)に松下電器(現・Panasonic)創始者・松下幸之助氏の寄進によって復興再建されたもの。 提灯の底には雨をもたらすという龍神の彫刻が。正面には風神・雷神像、背面には天龍・金龍像が立ち、邪気からお寺を守っています。
≪宝蔵門(仁王門)≫ 雷門をくぐり、仲見世通りを抜けると現れる高さ21.7mの山門・宝蔵門。内部には、重要文化財が収蔵されています。 両脇に仁王尊像を祀ることから仁王門とも呼ばれる門。高さ4.5m、幅1.5m、重さ約500kgの大わらじは仁王尊像の力を表現し、「この様な大きなわらじを履くものがこの寺を守っているのか」と驚き魔が去っていくと言われるそう。
≪お水舎≫ 参拝前に心身を清めるための場所。天井には東韻光(日本画家)による「墨絵の龍」(龍は水をつかさどる神)、手水鉢の中央には高村光雲(仏師・彫刻家)による「沙竭羅(さから)龍王像」(仏法を守護する龍王の一人)が祀られています。
≪常香炉≫ 観音様にお供えした線香の煙を体に引き寄せ清める。現在は、体の悪いところに煙を当てると快方に向かう、賢くなるといわれている。
≪本堂≫ ご本尊の聖観世音菩薩様を奉安し、「観音堂」の別称でも親しまれている。 旧堂は慶安2年(1649)の再建で近世の大型寺院本堂として国宝に指定されていたが、昭和20年(1945)の東京大空襲で焼失。現在のお堂は昭和33年(1958)に再建。「南無観世音菩薩(なむかんぜおんぼさつ)」と唱えてお参りします。
≪おみくじ≫ お参りの後の楽しみといえば、おみくじ! ここ浅草寺のおみくじは凶が出やすいと言われていますが、凶を引いてしまったら、観音様のご加護を願って境内の指定の場所に結んでご縁つなぎをします。凶以外のおみくじは大事に持ち帰りましょう。
【仲見世通り・いろいろおやつ!】
1日2000~3000個売れる元祖ジャンボめろんぱんが人気のお店。3時間かけてじっくりと発酵させた生地はきめが細かく外サク中ふわ。
浅草人形焼きの元祖といわれる木村屋本店。創業明治元年(1868)の老舗店。初代が考案した五重の塔・雷様・提灯・鳩の型があり、あん入りとあん無しがチョイス可能。常温で1週間日持ちするのでお土産にもぴったり!
国産素材を使って作られる揚げまんじゅうを実演販売する浅草九重。プレーンのこしあんの他、かぼちゃや抹茶など8種類の味が楽しめます。出来立てそのままの美味しさを楽しめる、お土産用もありますよ♪
全国でも珍しいもなかの専門店。その場で頂けるアイスもなかは、昔のアイスもなかを今風にアレンジ。北海道十勝産の小豆を使用したあんこもなかも、お土産として人気の一品です。
創業明治9年(1876)の甘薯(サツマイモ)問屋で、サツマイモを使ったスイーツを販売。その季節で一番おいしい品種を使用し、看板メニューの大学芋やスイートポテトが人気。季節限定でわらびもちや人形焼きも登場する。
名物は店主考案の餅ドッグと日本酒アイス。餅ドッグは注文を受けてから揚げるため熱々が食べられる。奈良県の老舗酒造の純米吟醸「三諸杉」を贅沢に使用した日本酒アイスは、食べた瞬間から酒の香りが口に広がる。
黒毛和牛を使用したカレーパン専門店。赤ワインや、無添加のスパイスを使いマイルドな味わいの自家製ルーは8時間以上かけて煮込む。国産黒毛和牛のうまみがたっぷりと凝縮。
ぎゅっと詰まった具、ソースがいらないしっかりとした味付けが人気の浅草メンチ。幻の豚「高座豚」と牛肉を使ったメンチカツを求める行列で、1日の売り上げが4000個になることも。白ごはんやビールがほしくなってしまう美味しさ!
店頭で焼き上げる香ばしいせんべいの香りに思わず足が止まる。契約農家から仕入れる米で作られるせんべいは、焼きたてならではのパリッとした食感。醤油味には国産あきたこまち米など、せんべいによっ米を使い分けている。
歯ごたえサクサク、口に含んだ瞬間、しっとりと溶ける杵屋の揚げおかき。「もち米の王様」と呼ばれる宮小金餅を使用、軽やかな口どけと絶妙な塩加減は病みつきになること間違いなし。この揚げおかきを求め、わざわざ浅草を訪れる観光客も多いのだそう。
100年以上続く仲見世にある老舗和菓子屋。名物はみたらし団子と十勝産の小豆を使用した大福餅。もちもち団子に秘伝のたれを絡めたみたらし団子が売り切れ次第閉店。夏限定の水ようかんやかき氷もこれからの季節に食べたい一品!
江戸時代、仲見世に存在したきびだんごを再現、実演販売している和菓子店。夏には冷やし抹茶、冬には甘酒と一緒に食べるのがおすすめ。一つひとつがとても小ぶりで、何本でもいけちゃうおいしさです♪お土産用の「おみやげきびだんご」も人気。1分ゆでて、きな粉をかけて召し上げれ!
浅草土産の常連、亀十。どらやきが人気で、連日行列が出来る有名和菓子店です。ホットケーキのようなふわふわとした厚みのある生地と甘さ控えめのあんの相性が抜群。黒あんと白あんは好みで選べます。
【着物で小粋に浅草寺参り♪】
ほかの人と違うことがしたい? せっかくの浅草、着物を着て浅草寺参りはどうですか?必要なものが一式セットになっているので手ぶらで行けて、着付けもしてくれます。
①え・き・レン 浅草 老舗呉服店「きものやまと」が運営する店舗。中古品ではなく新品をレンタルでき、気に入ったきものは着たまま買い取りOK。 ※Info※ なでしこ 浅草EKIMISE店 住所:東京都台東区花川戸1丁目4-1 浅草駅ビル EKIMISE 4F 営業時間:10:00~20:00(返却最終19:30) http://www.kimono-yamato.co.jp/ekiren/asakusa
②京都きものレンタルwargo 豆千代モダンなどのブランド着物も取り揃うレンタル着物店。リーズナブルでレンタルプランが豊富。 ※Info※ 京都きものレンタルwargo 東京浅草寺店 住所:東京都台東区浅草1丁目41-8 アトリエビル1F,2F 営業時間:9:00~18:00(返却最終17:30) https://kyotokimono-rental.com/asakusa/asakusa-access/asakusa
③浅草愛和服 駅から徒歩2分の好立地、中国語・英語が話せるスタッフが常駐している。何度でもレンタル可能な年間パスポートもあり。 ※Info※ 着物レンタル 浅草愛和服 住所:東京都台東区花川戸1丁目11-4 NWビル1F,2F,3F 営業時間:9:30~18:00(返却最終16:30) http://aiwafuku.com/